先日、いつもお世話になっている方と最近のアメリカンカジュアル部門の動向について、
お話をさせていただいた時に感じたこと。
それはこのジャンルならではの「スタンダード・ナンバー」の重要性です。
定番といえば、やっぱり501、101などの品番を連想します。
盛夏時期から、少しづつ店頭に秋物が並び出すお盆過ぎには、
きっとお客様は今年のお気に入りのトップスの選定を始められると思います。
それでもウエアハウスのお客様は、ジーンズとスウェットとネルシャツは、
毎年必ず買い足しているという方も大変多いです。
へラーズカフェブランドのように、毎シーズンテーマがあり、
コレクション毎売り切りで展開しているレーベルもありますが、
ベースとして、ウエアハウスでは、毎年同じスタイルを提案し続けているといえるでしょう。
その代表的なアイテムが、ジーンズ、スウェット、ネルシャツです。
ウエアハウスの直営店にご来店いただけるお客様で最も着用率の高いこの3種は、
当然弊社の看板商品でもあるわけです。
創業以来、作り続けて少しずつ、ご着用いただけるお客様が増えて、この3種は
お客様から、「ウエアハウスといえば・・」という代名詞的存在に育てていただきました。
それは人気と信用のバランスから生まれたものであると考えています。
劇的な変化をせず、ベーシックなものを提案することは「忍耐」も必要とされます。
数字を課せられるセールスマンによっては「売れて初めて定番になる。」
という考えもあるでしょう。
でもメーカー側の覚悟「これを続けるのだ。」というものがあって、
まずはそこに信用が生まれて、それが人気に繋がるのではないでしょうか。
ウエアハウスのデニムは、お陰様で多くのお取り扱い店様、消費者様に、
その品番を覚えていただいております。
それはウエアハウスそのものが変えられない使命を背負い、
「これを続けるのだ」という決意を持ってきたからであると自負しています。
ヴィンテージジーンズの忠実な再現で生まれた1001XXから、パーフェクトを目指して
その再現に勤める中で、時代に合ったシルエットをテーマに生まれたLot700、Lot800は、
「J CREW」でのお取り扱いによって世界的な評価を得ることができました。
これはきっと、1001XXのような象徴的な存在があっってこそのものだと思うのです。
今後もそのスタイルを変えることなく、定番を守り続けて、
コツコツと認知度を上げて普及させていきたいと思います。
LOT1100
LOT1105
LOT700
LOT800
これらがうちのスタンダード・ナンバーです。
余談ですが、他社さんのセールスマンにその品番が覚えられたら、、、
その品番は一人前ですね。笑