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スタジャンの変遷

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スタジアムジャンパーの変遷をウエアハウスでは
各アイテムで表現しております。
今季は珍しく、1970年代のフルレターのアワードジャケットは御休みしていますが・・・
詳しくは1月末発売のライトニング、「YOUR EYES ONLY 」をご覧ください。


1920’s ショールカラーカーディガンタイプ

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1930’s A-1スタイル

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ボタン掛けのA-1スタイルといえば、通常はウールだけで作られた
スポーツジャケットが多いのですが、稀に袖に鹿革が使われたものがあります。
1940年代までは、所謂「スタジアムジャンパー」はスナップボタンではなく、
全てボタン掛けでした。スポーツ選手にとって、着脱が容易なスナップボタンは
進化ととらえて間違いないのですが、なぜかクラシックな佇まいのボタン掛けの
A-1スタイルは佇まいが違うのです。
このモデルはさらに、衿のリブ部分にスナップボタンが打たれています。
このディテールは1930年代に無くなってしまうものです。
衿と袖にはウールリブが使われるのに、裾はウールの身生地が使用され、
リブを使わないことで失われた伸縮性は両サイドにバックルを付けることでフォローしています。
「ボタンスタジャン」がまだ生まれる前の、
A-1をモデファイした特徴的なスポーツジャケットを製作することができました。
袖革にはバフがけすることで粗野な風合いを出した肉厚なディアスエードを使用しています。


1940’s スナップボタン

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前述のA-1スタイルからWW2を経てスナップボタンが主流となった1950年代。
「スタジアムジャンパー」は、この時代にはスポーツ選手だけでなく、
大衆や学生にも着用されるようになりました。
その大きなきっかけがチェーン刺繍の普及です。
ボウリングシャツにもみられるこの影響は、人種の坩堝であるアメリカで、
自己のアイデンティティを主張するための大きなツールとなりました。
このジャケットもそんな「属している事」へのプライドを仲間と共有するためのもの。
特徴は通常よりも大きなサイズのスナップボタン、特注品です。
古き良き時代の映画でアメリカンダイナーに集まるティーンネイジャー。
そんなイメージのクラブジャケットです。




1950’s 裏貼りタイプ、襟付き、ニットリブ・・・

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ウイングフットが付けられた赤いウールのトラックウェアを再現しました。
トラックとは陸上競技の事です。ウイングフットはトラック競技の選手が
好んで付けるモチーフ型として有名です。
ボディは首や肌にあたる部分にリブニットを配し、
切り替えるなど丁寧な作りとなっています。
内側の生地は袖の滑りの良いものを使い、
薄着の競争着で挑む競技選手の事を考えた仕様になっており、
その仕様は忠実に再現しました。
当時の型を抜いたフェルトワッペンに、
チェーン刺繍でレタリングされたクラシック・ウィングフットが胸に映える一着です。


1960’s ロングコートタイプ、ボア付き

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1960年代に作られたスナップボタンのロングレターマンジャケットです。
ボアが内側に付くもので、ファラオコートなどはこのジャンルに属しています。
ハイスクールや車、バイクのチーム間で作られたものが多く、遊び心溢れるレタリングが多い中、
製作したモデルはシンプルに中西部の地域を連想させるものが入っています。
ロングタイプは五大湖の付近のブランドが多く作っていたといわれています。

 





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