学芸大学の「流浪堂」で「まだある」という本を買いました。
ロングセラー商品を集めた本なのですが、定番と言われる商品には、
やはり何かしらの魅力があるもの。
今は、「まだある」を続けることは大変です。
メーカーはどんどん売れる商品を開発したいから、
売れない商品は生産を中止してしまいます。
「もう少し置いておけば売れるのに・・」は通用しない時代。
時代にあっていたり、ニーズがそれを生み出したり、
マイナーチェンジを繰り返しながら続いているものがあったり、
ロングセラーの定番商品にも色々ありますが、
共通して言えることは 「もう一度買う気になる。」という事。
「つい買ってしまう。」などはそれの最上級ともいえます。
17年続いているうちのデニムも、やっぱりそう。
作り手の側から考えると、「作る人が変わっていない事」、
「作り手が飽きていない事」が大切だと思います。
過去の定番を超えようと、日々研究を続ける探究心。
このパワーがびんびんに伝わってきます。
これがあるかぎり、きっとうちの定番も「まだある」事が続けられると思う。
4月末、1001xxを超えるデニムを発表致します。
前振りの長い、前振りでございました。