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Copperking 第4章「錆びるリベットはもう古い」1950’s

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Copperking 第4章「錆びるリベットはもう古い」1950’s


第二次世界大戦を経て、Copperkingはいよいよそのオリジナリティを発揮します。

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バックポケットのかざりステッチに「X」のアイコンが入り、
「X」のステッチがアールを描いているのが特徴です。
右ポケットには流し込みのタグが入るようになります。
さらに、前回(第3章)で触れましたLOT99の印字もみられます。
キャントバステムのLOGGERは「77」はジッパーフライ、
「88」がボタンフロントですが、こちらはジッパーフライには、「Z」の文字が入るようです。

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正式には戦後から1940年代の終わりにかけてこの意匠は生まれたようです。


また部材については、隠しリベットを使用するのではなく、大戦モデルでもあったように、
カンドメを二回走らせる仕様となっています。さらに、股リベットはそのまま残しており、
「錆びるリベットはもう古い。」と言わんばかりに、それまでの鉄製銅メッキから、
「Copperking」の名前にふさわしい、銅製に変わっています。

XXの隠しリベットは、突起が高いために、そこから生地が摩耗し、
リベットがむきだしてしまうものもありましたが、LeeのXカンや、COPPERKINGの
二重カンは、ほつれすらみられません。

さらには、Leeと同じように、デニムに早くから防縮加工を施しており、
この時代に既にジッパーフライのデニムに着手していました。

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そして、1950年代に入ると、「Copperking」は、Levis501XXやLee101と同じマーケットで、
5ポケットデニムの一角を担うようになりました、カウボーイに向けた販売戦略が、
カウボーイに憧れるワーカーやファーマーにもイメージの良い効果をもたらしたのでしょう。

ブランドネームは完全に独立し、「Copperking」単体のデザインがメインとなりました。

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そして1960年代、ジーンズがヨーロッパにわたり、
ホワイトデニムやスリムシルエットの影響を受けてアメリカに戻った。
copperkingにもその時代、変化が見られるようになります。

次回は最終章、「スリムカウボーイ」です。




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